ガスタック・エアクリンHNタイプはクレハ球状活性炭《BAC》を使用して排気ガス中の悪臭成分を吸着除去しつつ、脱着再生を連続的に行う<球状活性炭循環式>脱臭装置です。
吸着部では脱臭効率の高い流動層吸着を採用しており、悪臭成分を効率よく吸着除去します。
悪臭成分を吸着した《BAC》は気流搬送器により連続的に脱着再生部へ搬送され、脱着再生部で《BAC》を150-400℃加熱しながら窒素を吹込み、悪臭成分を脱着除去します。
脱着再生部で《BAC》から脱離した悪臭成分は冷却液化されます。
脱着ガスに窒素を使うため、排水はほとんど出ません。
回収廃液とともに処理していただきます。
吸着部は、流動層を用いた吸着方式なので、単位面積当りの処理風量が大きくとれ、装置を小型にできます。
また、付帯設備もコンパクトに設計されています。
吸着及び脱着再生が連続で行われるので、電気と窒素と水があれば長期間連続稼動でき、手がかかりません。
ブロワ等回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。
流動層吸着なので、送風機の圧力が低く電力費の大幅な節減になります。直接蒸気着脱方式及び燃焼方式に比べてランニングコストが安価です。