活性炭浄水処理設備
activated charcoal
ドライ活性炭注入設備
活性炭の受け入れから注入まで完全自動化を実現
ドライ活性炭注入設備は、原水中に存在するカビ臭などの異臭味物質や油脂類の吸着除去に有効なドライ活性炭を貯留および注入する設備です。
活性炭の受け入れから定量切り出し、スラリーの注入まで完全自動化を実現。運転管理も容易な設備です。
独自の急速スラリー形成器
- 独自のスラリー形成器により、従来スラリー化しにくかったドライ活性炭をスムーズにスラリー化します
ドライ粉末活性炭を移送
- 粉体ポンプの採用により、水平50m、垂直15mまでの移送が可能です
設備設計の自由度が大きい
- 浄水場のシステムに合わせ、スラリー注入、ドライ活性炭直接注入の選択が可能です
- 活性炭を移送できるので、急速スラリー形成器を別置きでき、設備高さを低くできます
容易な運転管理
- 粉塵は自動回収されるので粉塵の飛散がありません
- 活性炭の受け入れから切り出し、注入量制御まで自動化しています
- 豊富な粉体の取扱い経験を生かし、ブリッジング、フラッシング対策も万全です
ドライ活性炭注入設備フロー図
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ウエット活性炭注入設備
緊急時の対応設備として最適
ウエット活性炭(発塵を抑えた、水分50%の湿潤活性炭)を約15%スラリーとして貯留し、必要に応じて注入する当社独自の設備です。
水道原水の異臭味や油脂の流入など、突発的トラブルに対応できます。
- 通常スラリー濃度5%に対し、約3倍の高濃度スラリーでの貯留を実現
- スラリーの沈積、詰まりなどのトラブルがない
- スラリー槽と注入ポンプだけで極めてシンプル
- スラリー流量の調整で活性炭を任意に注入
- 取り扱うスラリー濃度が高いため、設備コストが安い
ウェット活性炭注入設備フロー図
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生物活性炭処理設備
通常の浄水処理(凝集,沈澱,ろ過,消毒)では除去できない物質の処理を目的に、生物接触分解処理と活性炭吸着処理の効果を併せ持つ高度浄水処理設備です。
各処理方法と対象成分の処理性
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臭気 |
トリハロメタン 前駆物質 |
色度 |
アンモニア性 窒素 |
陰イオン界面 活性剤 |
活性炭吸着 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
生物接触分解 |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
生物活性炭 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
■流動床方式
活性炭充填床下部から通水する方法で、以下の特長があります。
- 圧力損失が少ない
- 通水により活性炭層が膨張し流動するので、濁質成分を捕捉せず、洗浄操作が少ない
- 小粒径活性炭の使用により容積当たりの表面積が大きく、設備がコンパクト
- 活性炭の流動により生物層が常に更新されるため、安定した処理効果が持続
- 低ランニングコスト
生物活性炭の電子顕微鏡写真
生物活性炭断面写真(生物膜)
■独自の球状活性炭
高強度,耐磨耗性に優れ、流動性の良い球状活性炭を使用しています。
- 流動による損耗や再生によるロスが少ない
- 処理水量の変動にも良好に追従
- 活性炭の張り込み、抜き出しが容易
球状活性炭
生物活性炭処理設備フロー図
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